牡蠣オフin広島 & たまコフin大阪 オフレポ (後半)

表題のオフレポ 後半。

前編はこちら。



1/10 8:15 ネットカフェ アプラレシオ

 がばぁ! と体をソファーから起こす。

「おはようございます」
 
 魔王様の優しい声。

 え、え、今何時?


「もうすぐ集合時間です」


 …完全に寝過ぎた! 慌ててケータイのアラームを確認する。確かに6:00にはセットしてあるのだが、何故鳴らなかった。
 セット日…月火水木金
 今日は土曜日。

 普段の通勤用のアラーム設定をそのまま利用していました。
 本当にありがとうございま…



 慌ててシャワールームに向かうも、既に人が入っている。しまった。
 仕方ないので手早く洗顔、歯磨き。汗は軽く拭いてスプレーと香水でごまかす!


  
 大部屋に戻り、いそいそと準備をする。
 誰かが40インチくらいのテレビに電源を入れた。
 あ、プリキュアだ。(見たこと無いけど直ぐに分る)


「この時間にやってるのかー」
「黒と白は?」
「何年前だよそれ…」
「おお、触手だ!」
「先端に手らしきものが生えている! 文字通り触手!」
「こんなアニメだったのかプリキュア…」
「ターゲット層間違ってないか…?」

 好き放題言い合う。


「おはよー」
「おはようございます」

 次々と人が集まってくる。入る人は皆、大画面ででかでかとやっているプリキュアに一瞬「うわっ」という顔をするが直ぐに気にしなくなる
 男女12人が大部屋でがやがやとやっている横で流れるプリキュア
 ちらちらと目を運ぶ12人。
 
 不思議な光景。

1/10 9:30 にしき堂 本店

 朝の広島の香りをかぎながら… と書くと情緒があるように思えるが、特に変わった香りや風変わりな光景が広がっているわけでもなく、そこにあるのは駅前の商店・ビル街の朝の光景である。
 それでも見慣れない町並みの中を歩くのは楽しい。チェーン店の看板一つとっても、関東では聞き慣れない名前ばかりだ。


 ネカフェを後にした一同は一路、お土産屋へ。
 土曜日朝とはいえ、駅前、駅の連絡通路(トンネル)、土産屋への道で歩いている人はまばらであった。



写真撮影:くろ(1940)さん


 店内を一通り見回った後、私はそそくさと店から離脱。まだ土産を買うのは早すぎる(荷物になる)し、こんなにたくさん押しかけてあまり買わなかったら店も困るしな…
 と思ったら、オヤツ用にもみじまんじゅうを買う人多数。なるほど、そういう手があったか!


 
 ここでくろ(1940)さん離脱。
 今から別の宿泊先へ向かうそうだ。
 鈍行で7時間かけて……… 腰が痛くならないことを祈っております。いや、無理か。
 さようなら。また会いましょう。

1/10 10:00 広島駅


 おまけ:10時間後に出発の電車だと…?


 一同、呉を目指して再び電車の旅。向かうは(戦艦)大和ミュージアム

 
 海岸沿いをひたすら電車で南進。
 電車の窓から見える景色に、偽島の結果に、やいのやいの言いながら時間を過ごす、楽しい一時。
 


 こういった初対面同士が多い集まりでも話題に困ることなく歓談が続くのは、やはり偽島という共通のプラットフォームがあるからこそなんだろうなと常々思う。
 「人はインターネットによって、距離的制約ではなく趣味で友を作るようになった」とはよく聞く言葉であるが、少なくとも初対面相手への入りの良さに関してはその言葉通りと実感する。
 無論、そこから進むには+αが必要なのだが。


 …等と考えならが旅行をするわけもなく。
 当時は瀬戸内海の景色をひたすらに楽しんでいた。

 
 電車に揺られること1時間。
 海岸沿いに乾ドックや浮きドック、大型のクレーン等が目立ち始める。


「そろそろ呉ですよ」

1/10 10:30 呉駅

 到着。
 駅前に雑然と広がるビルの隙間を縫うように空中歩道が続く。


「あっちのビルで「男たちの大和」イベントがやっているみたい」


 目的地の大和ミュージアムとは別の建物らしい。同じ戦艦大和なのに何故…

 

1/10 10:45 大和ミュージアム

 

 何か見えた。大和ミュージアムに併設されている「てつのくじら館」という施設…というか潜水艦、らしい。


「あれ、本物か?」
「あんなに大きいものなの…?」


 あまりの大きさに戸惑う(非広島住民の)一同。


「行ってみたいなぁ」
「後で行きますよ」
「!」

 テンション急上昇。


 さて、そうこうしている内に大和ミュージアムへ到着。
 常時展示の大和関係とは別に、日露戦争展も併設しているという。通常料金+300円で行けるとのことでチケットを買う面々。


 さあ、いよいよだ…

 

 でん、と鎮座する大和の巨大模型。


 この写真ではよく分からないが、スケール感と威圧感はかなりのもの。細かい砲塔もしっかりと再現されていて見応え十分だ。

 個人行動になり、京華(1675)さん、ウーシェ(1514)さんとあちこち見て回る。


「ほう、これが『金剛』…」
「4姉妹(※英語では船は女性代名詞で呼ばれる)なんですよ、この船」
「ほう」
「残り三人は『比叡』『榛名』『霧島』」
「可愛い名前じゃないか」
「長女の『金剛』は国産ではなく英国生まれ」
「帰国子女か」
「名前的に金髪で……」


 どんどんとストーリーが(ダメな方向に)出来ていく。



 模型、資料、映像等をゆっくり、じっくりと見ていく。博物館に一日居られる性格が災いしてか、全体の半分程度しか見られないうちに集合時間となった。今度また来たときに、残りは見るとしよう。


 施設を出てから、+300円を払った日露戦争展を見に行くことを忘れたことに気がついた。

1/10 12:10 てつのくじら展

 
 お次はこちら。大和ミュージアムから100Mと離れていない。


 ドォンという効果音が似合う出で立ちで、これまた鎮座する巨大な潜水艦。いやはや、圧巻。

 
 潜水艦をくぐり抜けると、そこは博物館。
 掃海艇や潜水艦の実際の備品、資料、映像etcが展示されており大和ミュージアムに負けず劣らずの見応えがある建物である。しかも無料。
 例によってじっくりと見ている内に先頭集団とはぐれ、やっぱり京華(1675)さん、ウーシェ(1514)さんと行動を共にした。


 三人であーだこーだ(小声で)言いながら見ていると、あっという間に集合10分前となった。

「しまった、この先で本物の潜水艦の中に入る事が出来のに!」
「急ごう!」
 
 じっくり駆け足という矛盾した速度であちこちを見つつ、潜水艦の中へ…


 くらいよーせまいよーこわいよー なんて言葉が浮かぶ。
 外から見れば巨大な潜水艦であったが、中に入ってみると…人がすれ違えないほどの通路の狭さ。天井も低く、あちこちで装置やハンドルがむき出しになっておりとても無骨だ。

「これ、揺れたら簡単に頭ぶつけるな」
「でも潜水艦って揺れるの?」

 魚雷が当たったときとか。機雷が爆発したときとか。それはもう、頭をぶつける心配も出来ないほど致命的な状況な気がするが…


 三段ベットの一番上にはなりたくない(天井が丸く迫っている)
 閉所恐怖症になる(本当に狭い)
 

 等と言いながら、潜水艦見物も終了。
 

 大満足でした。


 博物館の出口近くにある物販コーナーに立ち寄る。
 何かお土産無いかな…ん?


「ここ、自衛隊の施設ですよね…?」
「重要と供給という言葉があってだな」
自衛隊も広報に必死なんだな」

 説得力があるような無いような…

 
 この後向かう大阪へのお土産にクッキーを一つ購入。


 鉄のくじらに別れを告げ、一行は広島への帰路についた。

1/10 13:30 広島駅

 
 広島と言えば、やはり広島風お好み焼き! ということで、魔王様お勧めのお好み焼き屋で昼飯を食べることになった。
 
 しかし目当ての店は客で一杯。
 二カ所のお好み焼き点に分かれて入る事になった。


 入った店はへんくつや。


 やや野菜の匂いがきつかったものの、いわゆる東京のお好み焼きとは違うお味。辛いソースをかけてガツガツと頂きました。満足。


 食後、胃が物足りない三人ほどが広島つけ麺の店へ入っていく。
 残りの面子は胃を休めつつお土産を見て回る。

 もみじまんじゅうの詰め合わせを数箱購入。結構な荷物となる。

「これどうぞ」

 店員のおばちゃんがお菓子を渡してくれる。有り難うございます。

1/10 15:00 新幹線改札口付近


 解散の時間が近づく。

「幹事の皆さん、お疲れ様でした」
「皆様疲れ様です」
「来年もまた開催をお願いしますね!」
「それでは、島でお会いしましょう」

 どやどや。

 解散。次には皆さんにいつお会いできるやら。身近なオフと違い、そう気軽に会える距離ではない…と思う。6人もいる関東組は除く。


 濃厚な二日間の広島オフ。ありがとうございました!

1/10 15:30 新幹線

 
 …
 ……
 ………

 さて、ここからは別のオフがスタート。
 東京方向に向かうが、途中でちょっと寄り道。

1/10 16:30 新大阪

 
 もう来るのが何度目だか分からない大阪。ここへ来る理由の半分がオフだ。
 ここでゅん(807)さんとお別れ。また遊ぼう。


 残った面子はエスト(250)さん、ウーシェ(1514)さん、京華(1675)ちゃんに私の4人。
 ここに大阪の面子が2名ほど合流して6名になる…予定。


 早速2名と合流を果たすべく、我が偽島PTの頼れる巨乳担当/逆フェバのババア エリサ(11)と連絡を取る。

「やぁ、やすお(PL名)。何時にどこに行けばいい?」
「ちょっと遅れる。たまコ(331)と先に合流しておいて」

 ……いや、あの…顔が分からないです…

 電話番号を教えてもらったので、早速電話。ああ、なんか緊張するぞ。
 初対面はあまり緊張しない質であるが、電話の初対面は苦手だ。初たまコ。


「は、初めまして。偽島のちえ(PL名)です」
「初めまして」

 
 どこのお見合いか。


 とりあえず顔を合わせるべく、集合場所を決め足を運ぶ。
 ―――人の往来が極めて激しいマック前―――


「分からんよ!」
「どこにいるんだたまコ!」
「みんなでばばあ(参考:右側のリンク下)言えばきっと反応するよ!」
「恥ずかしいわ!」


 電話で再度取って合流しました。こんにちは。初めまして。
 しばし立ち話をしていると、やすおが合流。やぁ久しぶり。

 

1/10 17:30 どっかのしゃぶしゃぶ屋


 全員揃ったところで、食事場所探し。


 このオフが始まる一週間は前から「どこで食べようか」という話は出ていたもの、参加者や開始時間が今ひとつ不透明であったために店は決めずじまいであった。「肉食べよう肉」くらいが事前に決定した全て。


「行き当たりばったりだよなぁいつも…」
「それでもなんとかなるのが良い」


 アーケード街をうろうろし、以前にやすおさんが利用したというお店へ入る。
 食べ放題しゃぶしゃぶは4つのコースがあったが、躊躇せず一番高いものを選択。折角だしね。

 
 例によってよつばと式乾杯(はっけよーい のこった!)で始まる食事と飲み。
 たまコさんをみんなでいじったり。いじられるたまコさんを見てニヤニヤしているやすおさんを見てニヤニヤしたり。土産物交換会をしたり。(呉の自衛隊土産はたまコさんに渡した。複雑な顔をしていた気がする。)
 京華(1675)ちゃんと下ネタで再び盛り上がったり。たまコさんとばばあばばあ言い合ったり。
 店の女将が注文を取りに来る度にボケをかましてくれて、京華(1675)ちゃんが的確にツッコミを入れていたり。
 楽しい時間はあっという間に過ぎていき……


「あ…帰りの新幹線に間に合わなくなる」
「え」

 時計を見れば、後20分で最終電車が出る。新大阪から。現在地は大阪。

 と言っても、基本的に焦るのは私本人だけ。
 関東組4人の内、関東へ帰るのは私だけという不思議なシチュエーションであった。

 内訳: 
 エスト(250)さん → 実家へ(下り方向)
 ウーシェ(1514)さん → 知人宅へ
 京華(1675) →知人宅へ
 あいら → もう還りたい…


 とりあえず会計を済ませて急ぐものの、途中で無理と判断。私はホテルを探すことになった。
 一晩くらい徹カラでもいいじゃない…とも思ったが、そもそも前の晩もきちんとした寝床ではなかった(ネカフェ)上、今日こそはちゃんと風呂に入らなくては色々と問題がある。


 夜の大阪を5人でうろうろし、以前宿泊したホテルへたどり着く。値段の割にはそこそこのサービスと記憶している。

「泊まったことがある場所への道を、何故迷う…?」

 言わないで。

 

1/10 21:30 ファーストキッチン


 帰宅組の時間を潰すべく、場所を移動。
 凍えるような寒さの中(外の席しか空いていない)、暖かいコーヒーを飲みつつ(冷たいコーヒーを頼んだのが2名)激しく偽島の議論? を交わす人々。三日間の行程で一番多く偽島の話をしたのは、間違いなくこの瞬間であった。


 とてもとても楽しい時間を過ごす。


 やがて時間となり、私以外の関東組三名が帰路へ着く。大阪駅の改札口でお別れ。
 また会いましょう。

1/10 11:30 カラオケ

 せっかく大阪に来たのだから、このまま寝てしまうのは勿体ないよね!
 →やすおさん、たまコさん、私の三人でカラオケへGO!


 いや、もちろん途中でホテルへ抜ける予定ですが。


 カラオケタイム―――


 (オフに出るような)偽島住民は皆カラオケが上手い、とはあちこちのオフレポで書かれる言葉であるが、お二人も本当に上手い。
 何度か聞いているやすおさんはともかく、たまコさんもとは……絵も上手いのに。天は人に二物を与えない なんて嘘だったんだ!


 偽島オフのカラオケではよくあることだが、早速歌いつつのお絵かきがスタート。私以外。いや、あの短い時間では二人のキャラを描ききることは無理だったので…。



 貴重なたまコさんの生お絵かきシーンであったので、たっぷりと凝視をしてきた。


 早い。
 上手い人の描き方は参考になる…とは言うものの、サッ サッ サッと描いていくその姿は早すぎて参考にならない! そも、アナログのラフ絵に参考も何も無い気もするが。



 あまり貴重ではないやすおさん生お絵かきシーン。割とよく見る気がするから…


 実に眼福でした。



 いつまでも居たかったが、体調を考えて途中離脱。※確か01:30くらい。
 さようなら。また会いましょう。
 今度来るときはちゃんと絵を描くよ!


 後ろ髪を引きずられる思いに駆られながらホテルへ向かう。

1/11 02:00 ホテル

 …この時間の大阪駅前は本当に怖い。恐らくこれはイメージ先行の偏見で、実際は特に治安が悪いわけでは無いはず…と思い込みならがホテルへ急ぐ。


 ホテルに着き、シャワーを浴びるとそのままベットへ倒れ込む。
 夢も見ないほど、よく眠る…わけでもなく、いろいろな夢を見つつ一夜を明かした。
 

 やすおさんとたまコさんが白い軍服を着て軍艦の甲板で牡蠣を食べていた―――夢の中で。そしてこれがまさかの初夢だよ。



 翌日の帰りの電車等は省略。
 




 ―――こうして長い長い三日間の旅行が終わった。





 時間があったのにも関わらず非常に駆け足なレポ(感想)となってしまったことをお詫びします。
 幹事、参加者の皆様。本当にお疲れ様でした。


 来年もよろしくお願いしますね!