幻獣召喚の存在意義
大仰なタイトルではあるが、別に全ての幻獣使いに当てはまる話でも、一般論的な話でもなく、ただのアイラのPT内での立ち位置についての机上の空論。
自虐とも言う。
コンコルド理論あるいは日本の公共事業の展開的な成長(止めるに止められない)を続けている幻獣のLv上げではあるが、ここに来ていよいよPT内での幻獣の存在意義が薄れてきた感がある。愚直に召喚と幻獣のレベルを上げ続けるだけでは、状況の打開は厳しい。
※幻獣召喚に己の存在意義を賭ける、というレベルまで幻獣召喚を上げている人の話。
非接触から攻め立てる速攻スタイルを常としている私たちのPTにおいて、スロースター(幻獣にこだわる限り、攻撃開始は2ターン目)であるアイラの存在意義は? と言うと、少なくとも数更新前まではそれなりに大きいものであった。
■過去
召喚師としての前衛の確保
全員後衛という奇天烈なPTにおいて、前衛の確保は必須事項であった。そのため、前衛を数ターン維持できる程度の召喚+ペットの二枚壁を張るという考えの元、PT中二人が前衛の確保役となった。(さらに細かく言うと、あくまでも三人で高い攻撃力を維持する必要があったため最低限の召喚と魅惑で出来るだけ硬い前衛を維持するというのが方針。方針にのっとりペットがラクダ×2だった時期もあった。いや、実に硬くて便利だった。)
ミニドラゴンという非常に強力な召喚が存在していたため、ペット2匹+ミニドラゴンという壁は少なくとも2ターンの間は前線を維持してくれていた。
そしてこの2ターンという数字は、PTMのティナとこんの火力で敵を蹂躙するには十分な数字であった。
速攻攻撃の補助
春の平穏による祝福付与、ヒットフェイバーによる命中率確保、フォーリングラビッシュによる全体攻撃+状態異常バラまき。
幻獣が始動するまでの繋ぎ(非接触)にどのような役を果たせるのか? という自問自答にそれなりに良い答えが出た。はずだった。
相手の取る戦術の幅を狭める。
これが恐らく最大の幻獣召喚師の役割。
手前味噌に考えても10更新程度前までは、特化した幻獣の存在感は圧倒的であった。
何しろ呼べば勝てた。プレイヤーよりも遥かに強力な攻撃力、タフネス。対人戦で真っ先に考えることは、どうすれば反撃されずにバハムートを呼べるかどうかであったくらいに頼りがいのある存在。負けた試合は幻獣を反撃された試合、と言えるくらいであった。
それゆえアイラは真っ先に落とされる対象となり、反撃も幻獣を警戒した選択が多かったと思われる。
そしてそれこそがまさに幻獣の最大の意義である。後衛のアイラを召喚前に狙い撃ちする攻撃や、幻獣の反撃に必要な膨大なSP量を考えると必然的に相手の戦術は狭まり、こちらも対抗策、如いては全体的な戦術を練りやすくなる。回避Lv2という付加や敏捷のある程度の数値上げ、ミラージュの取得はその頃の名残でもある。(防御力を上げるよりも回避率を上げた方がオーバーキルを誘える。)
「呼ばないという選択肢もある」という言葉が一番の説得力を持っていた時期は、幻獣の全盛期と重なる。べらぼうに強い幻獣のおかげで、魔法攻撃主体への試合中のスイッチが簡単に行えた。
実のところ、幻獣の性能そのもので勝利した試合はこの頃にはあまり無かったと記憶している。試合運びが上手くいき、ほぼハイエナ漁りのようなタイミングで幻獣が呼ばれるか、全く幻獣を呼ばずに(あるいはほとんど攻撃せずに)勝利という極端なパターンでしか無かったように思える。
■現実
目下のところ、アイラの今後を悩ませている問題は以下の三点。当てはまるプレイヤーもある程度いると思われる。
1:相対的な直接攻撃力の低下による、行動選択肢の先細り。
2:特定技能だけを強化するため、新技を覚えないことによる行動選択肢の先細り。
3:幻獣の相対的な弱体化による、行動選択肢の先細り。
つまり、
幻獣の強さがプレイヤーに追いつかないため、空気化⇒幻獣を特化して強化する⇒他の技能を鍛えられない⇒プレイヤーの直接能力が上がらない・技を覚えられない⇒行動の選択肢(有効な技の選択)が狭まる⇒幻獣ばかり使う⇒幻獣の強さがプレイヤーに追いついていないため、空気⇒……
以下繰り返しという、お先真っ暗なスパイラル。行き着く先はキャラ硬化。
という未来がそれなりの現実味を帯びてきた気がしないでもない。
■未来
幻獣を上げ続けるというものが、まず前提として挙げられる。これは半分意地でもあるし、召喚や幻獣が好きだからという理由も大きい。
さて幻獣を上げ続けるとなると、当然それを積極的に使うことを前提にしなくてはならない。幻獣・召喚の技能は、それを使わない限り完全にリソースの無駄遣いになるからだ。(厳密に言えばランダム攻撃の被選定率が若干下がるのだろうが…)
幻獣を「使う」事の意義を上げるためには、「使わない場合」の意義も適度の高くした方が良い。「使わない選択肢もある」とは正にこのことだ。
つまり幻獣自体の能力を上げる、あるいは有効性を上げるとと同時に、幻獣に絡まない部分で強化をしなくてはならない。
…至極当たり前の話だが、速攻前提のPTにおいて、スロースターターの幻獣使いが相手にプレッシャーを与えなくてはその存在意義が無くなる。
上記とは別のアプローチとして、手数から考えるというものある。どれだけ最大SPが増えようとも、1ターンに行動できる回数は意識しない限りは変わらない。幻獣の数を並べるという戦術は十分にありだが、単純な敏捷強化だけでどこまでリターンがあるか難しい。
■結論
以上、ほぼデータなしの机上の空論。
幻獣特化の未来は明るくはないかもしれないが、とりあえず
マジカルゲート 100 魔術:25 召喚:25 - 遠 -
自分 / 以降召喚するキャラのHIT+MHIT強化 + ( 召喚印Lv2⇒平穏Lv3に変化 )
を覚えて敏捷を上げるところ何かが始まると思った。
ゆっくり散文した結果がこれだよ……。
*1:sanctuaryより転載